トウキョウソナタ

2008年11月23日 映画
いやはや。久々に映画で泣きましたよ。


香川照之のリストラになったことを言いだせない、気の小さい、子ども押さえ付けようとするハリボテの父。


小泉今日子の穏やかで孤独な母。

役所広司に誘拐されても淡々と生きようとしていた。

家に寄り付かず重大な決断を相談できず軍隊に入隊する長男。


給食費を猫ババし、レッスン費にあて、壊れた電子ピアノでこっそり練習する次男。


次男が思った事をまっすぐ意見を言うのが清々しいんだけど。


後半も大分過ぎると物語は急展開して、そこからそれぞれが死と再生をするのだけれど、どう考えてもファンタジー。

留置所に入れられたり、誘拐されたり、車にひかれたり。

ファンタジーだから、ばらばらになり苦難を味わっても家族は再生する。
朝になって目が覚めたからか、疲れたからか、腹が減ったのかみんな家に戻ってくる。

ラストの次男が弾く月の光が流れはじめてから、じわじわと。こんなにやわらかい曲は初めてでした。


ところでお父さんのひき逃げ犯が、次男の担任にみえた。だったら面白いんだけど。








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