カレーの王子様

2002年10月16日
実習後、編入生の人とカレーを食べに行った。
 
スーツのまま行った。
 
色々話を聞いてて、自分はなんて幸せなんだろうと思った。
 
あたしは、ぬるくて極甘のハチミツのなかにいたんだ。
 
年を食っただけじゃ到達できないようなものが彼女にはあった。
 
普段はそんなそぶりも全然見せてないのに。
むしろ、話とは逆のことを想像していた。
 
彼女が何故あたしにそんな話をしたのかは完全に知ることは難しい。
 
ただの気まぐれだったのかもしれない。
 
でも、彼女との距離は少し近くなった。
と、思いたい二十歳の夕暮れだった。
  

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